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4月就農へ準備着々 キュウリ養液栽培に挑戦

2024年2月4週号

美浜町のハウス11棟で 松山裕樹さん

 宮崎県出身の松山裕樹さん(32)は、4月からの念願の新規就農に向け準備を進めている。美浜町にあるハウス11棟(29.4㌃)で家族とともに、町内初の、養液を使ったキュウリ栽培に挑戦する。
 前職の関係で敦賀市に単身赴任していた際に妻と出会い結婚。子供ができたことを機に、将来について考えるようになった。同時期に兄が宮崎県でキュウリ栽培を始めたこともあり、やりがいのある農業に興味をもち、農家への転職を決意。できるだけ早く就農したいと思いながら研修先を調べていたところ、美浜町で1年の研修で就農できる研修チームを知り、すぐに家族で美浜町への移住を決めた。
 研修ではハウスで実習しながらキュウリの養液栽培について学んだほか、生産から販売までの実践的なノウハウの研修を受けた。「ハウス栽培は高温障害への対策が不可欠で、夏場の水や温度管理が大変だった。収穫や生産管理で、早朝から休みなく働く農業者の苦労を改めて実感した」と松山さん。一方で「キュウリの成長を近くで感じ、お客さんに自分のキュウリを販売できた時の感動は想像以上に大きく、やりがいを感じる」と笑顔で話す。
 「ゆくゆくは、他の品目の生産や飲食店の開業にも挑戦したいと考えているが、今は新たな農業者として、家族と一緒に成長していきたい」と話してくれた。

「栽培を通じて地域貢献に積極的に取り組んでいきたい」と松山さん(写真提供=美浜町役場)

収穫時期をずらし、効率的に生産できるよう計画