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父の米を多くの人へ 3姉妹で握ってます

2025年6月1週号

坂井市・おにぎり専門店「Sanshimai」(さんしまい)

 「家族が作ったおいしいお米を多くの人に食べてほしいという子供の頃からの夢が叶った」と話すのは、坂井市丸岡町の南出知(とも)葉(は)さん(26)。姉の帆摘(ほづみ)さん(28)と妹の芽里(めいり)さん(24)とともに、おにぎり専門店「Sanshimai(さんしまい)」を営む。

 南出さんの家系は代々米農家で、「子供の頃から農業の手伝いをしていて、祖父と父の作ったおいしいお米で、いつかおにぎり屋を開きたいと夢みていた」と知葉さん。

 開店に向け、長女の帆摘さんは必要な資格を取得し、経営面について独学で勉強した。次女の知葉さんは、学生時代にデザイン科を専攻していたことから、お店の内装や商品のデザイン関係を担当。三女の芽里さんは、1年間東京にあるおにぎり店へ修行に行くなど、それぞれが開店に向けて準備していった。

 3人の母の眞代(まさよ)さん(52)は「娘たちの行動力に驚かされ、実際に夢を現実にした。100点満点の娘たち」と話す。

 「外側をしっかり握っても、中のお米はつぶれないようにしている」と芽里さん。おにぎりは、父が作るお米を100%使用しており、白米と玄米のメニューが25種類ある。

 知葉さんは「お父さんのお米がおいしいと言ってもらえるのがうれしい。自慢のおいしい米を多くの人に知ってもらい、広めていきたい」と話す。

 

写真:「あっという間に2年経ち、ケンカもしたが、兄弟だからこその阿吽の呼吸でいけたことも多い」と帆摘さん(右)、知葉さん(中央)、芽里さん(左)

画像:営業日などの情報はインスタグラムで公開する

インスタグラムURL:https://www.instagram.com/sanshimai_okome