収入保険特集:補償範囲の広さが魅力
2025年10月1週号
若狭町 市川ブドウ園 市川 昇 さん
2002年に埼玉から福井に移住し、翌年就農しました。当初は米や切り花を栽培していましたが、果樹に魅力を感じ、今は市川ブドウ園を経営し、ブドウとナシの栽培が中心です。
この辺りは元々水田で、水がたまりやすいことから根腐れしないように不織布内にブドウの苗木を植える根域制限栽培を取り入れています。
「シャインマスカット」と「藤稔」、「クイーンセブン」を中心に10品種を栽培していて直売の他、若狭町内のケーキ店やカフェに卸しています。リピーターも多く、お客様の「おいしかったよ」の声が一番の励みです。
収入保険加入の決め手は、補償範囲が広いことです。病気や怪我で入院して収入が減少した時も補償され安心です。カラスの食害や台風による落果で保険金の支払いを受けた時は、大変ありがたかったです。
果樹栽培は技術と手間が品質に直結するので、難しさと同時にやりがいを感じています。ナシの剪定は2~3年先を見据える必要があり、何より自然が相手なので思い通りにはいきません。極めることが難しいからこそ続けられています。
福井県でも県独自の赤色ブドウがようやく誕生しました。ブランドとしてしっかり育て、福井のブドウの魅力を高めていきたいです。
写真:「キッチンカーでスムージーやブドウあめの販売もしたいですね」と市川さん
