ホーリーバジル 選果作業などで農福連携
2025年11月4週号
坂井市 「坂井市竹田のホーリーバジル農園」セレクション代表 戸川隆さん
坂井市丸岡町にある「坂井市竹田のホーリーバジル農園」のセレクション代表を務める戸川隆さん(55)は、同市の耕作放棄地など35㌃を活用し、ホーリーバジルやキクイモを栽培している。茶やせっけんに加工するほか、県内企業と共同で商品を開発するなど、6次化に積極的に取り組む一方で、農福連携にも力を入れる。
10年ほど前にホーリーバジルの生産者と出会い、その香りと機能性に魅了され、自分でも栽培したいと就農を決意した。
過去に大病を患い、職を失った経験がある戸川さん。「体は元気なのに、障害があるということで、働き方や働く場が限られた。障害があっても働ける場所を作りたい」との思いから農福連携を志した。
現在、福祉施設と連携して選果作業などを依頼。今年はホーリーバジルを使ったパンの開発にも協力を得て、10月に開かれた「越前ふくいマルシェ」で販売した。戸川さんは「イベントではパンのほか、パスタ、お茶などにも多くの人が興味を持ってくれた」と笑顔を見せる。
「将来的には福祉法人を立ち上げ、利用者一人一人に合った作業を提供できるようにしたい。これからも健康に良い作物を栽培しながら、福祉とのつながりを広げていきたい」と話す。

写真①:10月に収穫したホーリーバジルを手に戸川さん

写真②:ホーリーバジル農園の商品はイベントのほか、インターネットで受注販売する
