文殊山の裾で菌床シイタケ 地域活性化に貢献へ 造園業から参入
2025年12月1週号
福井市大村町 株式会社マメタ
福井市大村町で造園業を営む株式会社マメタは2024年から、文殊山の山裾でシイタケ栽培に取り組み、菌床1万個の安定生産を実現させた。「文殊山しいたけ」と名付け、地域の活性化につなげる。
「地域の方々に支えられて、順調に実績を伸ばすことができた」と話すのは農業部門を担う赤松主馬さん(31)。大阪府出身で、農業に関わるのはこれが初めてという。
肉厚で食感の良いシイタケを目指して国産広葉樹の菌床を使用。菌床の上面のみに生やす「上面発生栽培」を取り入れるほか、文殊山の豊かな地下水で湿度を保つ。
栽培するハウスには空調設備を導入し、通年での出荷が可能となった。昼夜で温度差をつけ、生育を促進させる。毎日30㌔を収穫し、取引先に出荷するほか文殊山の登山口に設置した無人販売所に並べる。傘が開いていない希少な「ベビーしいたけ」や乾燥シイタケなど、商品の種類も増えてきた。
「文殊山に訪れる人を増やし、地域の活性化に貢献したい」と話す赤松さん。10月には小学生が収穫体験に訪れた。イベントにも積極的に出店し、焼きシイタケなどの軽食メニューも提供。「手応えを感じている」と話す。交流サイト(SNS)で販売先やレシピを発信し、更なる認知度の向上に努める。
写真:「採れたてを味わってもらいたい」と赤松さん
