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マイライフ

2017年7月2週号

バレーの魅力を広めたい


「人生2度目の東京五輪が待ち遠しい」と話す野路さん

「バレーボールは助け合いの気持ちが大切」と話すのは福井市北野上町の野路俊勝さん(72)。同市バレーボール連盟会長を長年務め、バレーの魅力を広げるため、地域の子どもたちに指導している。
バレーを始めるきっかけは、高校時代にメンバーが不足していたためチームに引き抜かれたことだという。
「当時のバレーは9人制で、チームの人数を確保するのも大変だった。また、屋内ではなく屋外だったため、膝をよくすりむいた。雨の中での試合もあったが、砂(すな)埃(ぼこり)が立たなくて良かった」と楽しそうに振り返る。そんな野路さんは、1964年に全国大会に出場し、東京五輪で国内聖火リレーのランナーを務めたほどのプレーヤーだ。
元は陸上競技の長距離選手だったが、団体競技であるバレーをすることで人とのつながりを重視するようになったという。「子どもたちには多くの友達をつくって仲間をいたわる気持ちを養(やしな)ってほしい」さらに、「そのためにもバレーのようなスポーツができる環境を用意し、親とともに子どもの純粋な気持ちを大切にしていきたい」と野路さんは今後の指導への熱意を話す。
損害評価会委員歴8年、水稲1㌶、野菜等10㌃