広報

マイライフ

2017年8月4週号

そば好きはみんな仲間


「ぜひ、丸岡産そばを味わってほしい」
と話す安崎さん

「そば打ちによって人付き合いの輪が広がることが何よりの楽しみ。そば好きはみんな仲間だと思える」と話すのは坂井市丸岡町四ツ屋の安崎秀夫さん(72)。20年前に公民館活動の一環で丸岡産そばを普及・振興する『まるおか蕎麦愛好会』に入会。家族や親戚だけではなく、イベントなどでそばをふるまう腕をもつ。
自宅のそば打ち部屋は2000年に新築した際にアトリエとして造られ、「県職員として土木関係の仕事に携わっていたこともあり、材木選びは楽しく、そば打ち台も大工に作ってもらった」と話す。
安崎さん自身もそばを栽培していたこともあり、「雨風の影響で収穫が見込めない年があった。作っている人にとって、共済の制度は心強い」と話す。
近年、全国各地で豪雨被害が発生していることもあり、「04年7月に発生した福井豪雨は記憶に残る」と振り返る。災害対応で目まぐるしい日々をみんなで乗り越え、「当時の仕事仲間たちとはアトリエでそばを食べながら何度も災害対策について語ったものだ」と話す。
「今年も11月18日には丸岡新そば祭りがあり、そばを通じていろんな人と知り合いたい」とにこやかに話す。