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木成り完熟梅の飲むゼリー

2019年8月2週号

企業組合うめっぽ おおい町岡安

「梅は緑色で、生では食べられないと思っている方も多いと思いますが、完熟の梅は黄金色でそのままでも食べられる甘酸っぱいフルーツです」と話すのは「企業組合うめっぽ」代表理事の古池洋子さん。(おおい町岡安)同組合では、「木成り完熟梅」を使用した加工品の製造販売に取り組んでいる。
「追熟ではない、本当の完熟梅の美味しさを味わってほしい」と同組合の商品は組合員が栽培する「木成り完熟梅」を使用している。これは、梅の木の下にネットを敷き、実が完全に熟して「ぽとん」と自然落下した香り高い梅で、市場にはほとんど出回らない。
中でも季節のおすすめは、「完熟梅ゼリー」。フルーティーな甘みが特徴の「紅映梅」と、豊かな香りと爽やかな酸味が特徴の「新平太夫梅」をブレンドしたパウチ入りの飲むゼリーだ。「暑い日にツルンと飲んでもいいし、凍らせてシャリシャリ食べるのもおすすめです」と話す。今年1月からは新商品「いちごと梅のゼリー」も販売している。 
古池さんらは、2008年に女性を中心とした梅農家の有志で「おおい梅加工グループ」を設立。2013年に企業組合として法人化した。14名の組合員が梅干しを中心に、ジャムやゼリーを製造販売している。
「今も新しい味の梅ゼリーを開発中です。5種類はつくりたいです」と笑顔で意気込みを話してくれた。

▽企業組合うめっぽ(0770)77―3344▽販売先:道の駅 うみんぴあ大飯他

「万葉集」梅の句と組合員のみなさん。後列中央が古池さん。


「完熟梅ゼリー」と「いちごと梅のゼリー」。