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自家製ジャムとケーキの店

2019年11月2週号

森の木いちご畑Café 越前市余川町

お客さんにおいしいと喜んでもらえる時が一番嬉しい」と話すのは、越前市余川町でカフェを営んでいる酒田さん親子。自宅の蔵を改装して営業をしている。

酒田家は江戸時代から続く苗木農家。スギ、ヒノキ、アカマツなどの苗を育てる傍ら、木イチゴの摘み取り園を行っていたことが契機となり、7年前に親子でカフェを始めた。現在は天谷さん、上田さん姉妹が中心となり、母の酒田さんは町内の仲間とブラックベリーの栽培を受けもつ。

ブラックベリーは姉妹がジャムに加工し、菓子の材料に使用されるほか、持ち帰り用の瓶詰にする。ジャムは添加物を使わず、砂糖とレモン果汁のみで仕上げ、爽やかなベリーの風味と控えめな甘さが好評だ。

カフェでは30種ほどのシフォンケーキを提供。季節のフルーツを贅沢にサンドしており、ブラックベリーが旬の8月には、生ままサンドする。「地元の自然の中で育まれたものを提供して、喜び親しんでもらいたい」と姉妹。 

地元の憩いの場として親しまれ、行楽シーズンには紅葉を見に遠方から訪れる客も多いという。「よりおいしい物を提供できるよう、さらに地域や農業者と関わっていきたい」と姉の栄子さんは意気込みを話す。        

 

店内で笑顔の天谷さん㊧、酒田さん、上田さん

 

森の木いちご畑Café=越前市余川町39‐1

▽問合せ先=0778‐77‐0294