広報

農家民宿古民家で日本文化を伝える

2020年4月2週号

農家民宿「中村屋・独楽」 中村隆喜さん・郁子さん 越前市

築74年の建物と自然豊かな景色。「Wonderful!」と外国人のお客様からも、とても喜ばれている」と話すのは、農家民宿「中村屋・独楽」を営む越前市大屋町の中村隆喜さん・郁子さん夫婦。
 空き家になった母屋を利用して2018年2月から農家民宿をはじめた。宿泊紹介サービスの「Airbnb」や「ロハス越前」に登録しており、月に約10組のペースで宿泊客が訪れる。3割は欧州、アジア、北米など海外からの訪問客だ。宿泊人数は最大10人(1組)で、寝室3部屋、共用部屋1部屋、台所があり自由に使用することができる。料金は素泊まり4,500円(1名)で事前予約をすれば夕食や朝食、そば打ち体験もできる。
「外国人との会話は苦戦するが、お客様とのコミュニケーションをとることで、お客様の出身地へ旅行に行った気分を味わえる」と隆喜さん。主な業務は、宿の清掃と整備で、JR武生駅まで送迎も行っている。
「今後は、お客様の満足度アップを図るため、畑で野菜の収穫体験ができるようにしたい」と意気込む。
経営内容:野菜15a、果樹15a

農家民宿「中村屋・独楽」の前で中村さん夫妻と看板犬の空さん