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懐かしの味 かきもち

2020年5月4週号

「ファーマーズキッチン・にし」代表 清水三千代さん(池田町水海)

 

「昔懐かしい味で、おいしいと言われています」と話すのは、「ファーマーズキッチン・にし」の代表清水三千代さん(池田町水海)。東京に住む池田町出身の知人から、かきもち製造の実演依頼を受けたことが製造のきっかけで、2005年よりかきもちの製造・販売に取り組んでいる。

かきもちは、桜えび、豆、青のり、ゴマ入りの4種類。もち米をはじめ、大豆、ゴマは池田町産のものを使用している。

農繁期を終え、10月下旬より自家で、もち米を精米し、餅を作り、固まった餅を切り餅にしていく。切り餅は順に紐で括り付け、乾燥部屋で吊るし1カ月以上乾燥させる。年間約25俵のもち米を使用し、4月下旬には1年分の乾燥した切り餅ができる。乾燥した切り餅を軽くレンジで温めてから、油で揚げることで、割れずに大きな形のかきもちになるのが特徴だ。袋詰めや商品のラベル張りまで全て手作業で行っている。

商品は「まちの駅こってコテいけだ」や県内のアンテナショップなどで販売され好評を得ている。

「農業も6次産業化も、若い方に興味を持ってもらいたいと思います。今後の目標は、健康であり続けて、毎年楽しみにしてもらっているお客さんのもとに商品を届けることです」と意気込む。

 

「大きく、形も味も良いかきもちです」と清水さん