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風味活かしたソフトクリーム

2020年8月2週号

米田牧場「みるく屋」 敦賀市

「新鮮な生乳の味をたくさんの方に知ってほしい」と話すのは、敦賀市みどりヶ丘で乳牛33頭を飼養する米田拓司さん。市内の看護大学敷地内で自家製の生乳を使用したソフトクリームを販売している。
搾りたての生乳に自信を持つ米田さん。風味を生かしたミルクソフトクリームに加えてチョコレート、イチゴ、新メニューの若狭町特産の梅ソースを用意している。
1994年からソフトクームの加工・販売を行っているが、きっかけは子どもたちの牛乳嫌いだった。地域へ消費拡大目的も兼ねて、県内で6次産業化に取り組んでいる牧場を視察し生乳の加工方法を学んだ。今では、長男が酪農を継ぎ、店は次女と役割を分担し家族経営を実践している。
次女の石嶋ゆかりさんは「ソフトクリームに加工することで、たくさんの人に喜ばれています。公園が近いこともあってお子様連れのお客さんが多いですね」と笑顔で話す。
昨年から地元の直売所で、期間限定で旬の果実を使用したジェラートの販売も行っており、現在は高浜町のイチゴ栽培農家と商品を開発しているという。
「地域の農家との交流が広がり、地産地消にもなる。おいしいジェラートをつくり、販路拡大を目標にしている」と米田さんは意気込む。

▽米田牧場「みるく屋」
営業時間:(13時~17時)
定休日:水曜日
℡(0770)22―0624


▽写真:梅ソース㊧とチョコレートソースのソフトクリームを手に石嶋さん。