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サービスエリアでポン菓子販売

2020年10月4週号

合同会社ベアラファーム代表 髙嶋 克弥さん 越前市南越前町清水

「6次産業化に取り組んだおかげで、交友関係が広がりました」と話すのは南越前町清水の合同会社ベアラファーム代表の髙嶋克弥さん。自家の『コシヒカリ』と大豆『里のほほえみ』をポン菓子に加工し、直売所や南条SA内のコンビニで販売している。
同社は2015年に加工場を設け、6次産業を始めた。米のポン菓子「パクポン」はプレーン、さとう、黒糖の3種類がある。珍しい豆のポン菓子「香るポン豆」は香ばしい香りが特徴だ。これらの商品は一年を通して生産され、作物のまま販売するだけよりも利益が出ているという。
 6次産業を始めるにあたり、農業者以外にも多くの人々と関わってきた髙嶋さん。「農業だけでは知り合えなかったような、販売店やバイヤー、広告業者といった人々との付き合いが増え、ポン菓子の販路の拡大につながっている」と話す。
  栽培している落花生を商品に取り入れ、県外にも売り出していきたいと展望を抱いており「6次産業の楽しみがモチベーションとなって、農業経営の幅を広げてくれるきっかけになっている」と髙嶋さんは話す。

▽経営内容=水稲49㌶、大豆3・4㌶、そば2・5㌶、枝豆1・3㌶、野菜20㌃

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「パクポンは大小2種類用意しています」と髙嶋さん


「パクポン」と「香るポン豆」