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カラフル野菜を飲食店へ

2021年4月2週号

小山直紀さん 小浜市

「見た目がカラフルな野菜は人を楽しませることができる」と話すのは、小浜市多田の小山直紀さん。東京都出身で飲食店を経営するうちに野菜の栽培に興味を持ち2020年から農業を始めた。主にイタリアン系の飲食店に西洋野菜を販売する。
小山さんはカボチャやニンジンをメインに色や形が違う西洋野菜を露地とハウス計17.4㌃で栽培している。カボチャ一つにしてもプッチーニやコリンキー等様々な品種がある。
「おいしい野菜を作るには基礎となる土作りが大切」と話す小山さん。マルチで圃場を覆い、納豆菌と酵母菌を散布し閉じ込め微生物を活性化させる太陽熱養生処理を実施している。活動熱と太陽熱で土壌を消毒することで、病害虫や雑草を抑制する処理だ。土がフカフカになり、根張りが良くなることで栄養価の高いおいしい野菜ができるという。
小山さんは都内で開催された「新農業人フェア」に参加し、福井県が募集していた地域おこし協力隊の中で野菜栽培できることを知り、令和元年の1月に小浜市に移住した。
「今後も、野菜の知識を増やして、色とりどりの野菜を栽培し、市内の飲食店全てに販売したい」と意欲をみせる。


野菜の芽をみせる小山さん