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荒島ポーク 飼育頭数を抑え独自の飼料 福井を代表する豚肉に 

2021年9月1週号

大野市 農事組合法人安川ファーム

 「目指すは福井県を代表する豚肉」と話すのは、農事組合法人安川ファームの代表理事・安川美幸さん(64)。

 同ファームが生産したブランド豚「荒島ポーク」が、大野市に今年4月に開設された道の駅「越前おおの荒島の郷」などで販売されている。

 同ファームは福井県内では数少ない養豚農家。同市にある旧鶏舎を再利用し、常時200頭ほど飼育している。

 餌は配合飼料ではなく、サトイモなど地元の旬の食材や人が食べられる食材を農場内で発酵させたリキッド飼料を給与。肉質は柔らかく、脂身もさっぱりとした味わいで、豚肉特有の臭みが少ない。

 また、「寝る子は育つ」の考え方を参考に、いっぱい食べさせて、たっぷり休ませる飼育法も特徴の一つ。管理が行き届くように、300頭入る畜舎で飼育頭数を200頭に抑えている。

 安川さんは「自分の愛情を込めて飼育した豚がたくさんの人に『おいしい』と言ってもらえるのはとてもうれしい。福井の豚肉といえば荒島ポークと言われるよう知名度も育てていきたい」と笑顔で話してくれた。(土田美)

▽農事組合法人安川ファーム・安川美幸さん

▽電話:090-6276-0843

安川ファームは安川さん(左)と家族、従業員2人で経営

 

荒島ポークのロース肉 100㌘358円(税込)