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私の農業経営 収入保険は経営者に不可欠

2021年11月1週号

福井県あわら市 有限会社細呂木ファーム 代表 丸谷浩二(まるや こうじ)さん

 

 1998年に1集落1農場を目指し、有限会社細呂木ファームを設立しました。今では集落の圃場の大部分を請け負い、管理するすべての圃場を合わせると100㌶近くになります。

 ファームのある細呂木地区は、山と湖に囲まれ自然豊かな反面、土壌は排水が悪く、県内で転作作物として主に生産されている麦や大豆、」ソバなどには不向きのため、水田でも栽培可能なタマネギやニンジンなどの野菜の生産に力を注いでいます。

 設立当初は集落の農業者10名で運営していましたが、規模拡大や生産品目が多くなったことに合わせて集落外からも人材を雇用し、20代から40代の若手9名が加わり、若手中心の運営へと変わりました。

 特に30代の女性2人は農業と関係のない職種からの就農で、当初は作業や環境に慣れるか心配でしたが、機械操縦などに積極的に加わり、今では主力として頑張ってくれています。

 近年は新型コロナウイルス感染症蔓延など予期せぬ事態が続いています。従業員の雇用を守るため、2019年に収入保険制度に加入しました。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で、収入の中心である米の収入が減少し、農業経営に大きな打撃を受けました。農業に長く従事してきましたが、ここまで大きく落ち込むことはありませんでした。

 しかし、収入保険に加入していたおかげで減少部分が補填され、経営が滞ることなく安心しました。

 収入保険制度は農業共済ではカバーできない米価下落などのリスクにも対応しており、農業経営者として必須の保険だと実感しています。

 これから農業を担っていく若い農業者には、従来の農業経営に縛られず、いろいろなことにチャレンジし、代々守ってきた農地を守り活かしていってほしいです

 

丸谷さん(後列右)と従業員