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周囲の協力心強く 人のつながり大切においしいトマトづくり

2021年11月4週号

「人のつながりが大事」と話す福井市飯塚町の吉村寛さん(31)は、2015年に新規就農し、ハウス3棟(24㌃)でトマトを栽培している。

祖父母は、同市木田地区で伝統野菜「木田ちそ」や露地野菜を栽培していた。天候に左右され、苦労している祖父母の姿を見てきた吉村さんは、露地よりも施設園芸の方が生産量や収入が安定すると考えるようになった。

14年に福井県が実施する『ふくい園芸カレッジ』に入学。園芸施設のトマト栽培技術などを1年間学び就農した。

全てのハウスを1人で管理し、トマトの樹1本1本の生育状態を見て回り、その生長に合わせた施肥や水管理を行っている。

収穫や出荷作業が重なるときは、身内やカレッジ時代の仲間などが手伝いに来てくれるという。「栽培について分からないことがあると、恩師や仲間に相談する。周りの協力のおかげで自慢のおいしいトマトが作れる」と笑顔で話す。

現在は、時間の合間を見つけ、人材雇用や経営について独学している。「これからもしっかりと生産に取り組み、同じように困っている人がいたら、手を差し伸べたい。人と人とがつながり、助け合いの農業で頑張りたい」と話してくれた。

写真:「目標は人を雇用し、生産規模を拡大すること」と吉村さん