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梅らーめん 特産品を練り込み いい塩梅で最高賞

2022年5月1週号

 赤い色が鮮やかな「梅らーめん」を開発したのは、ラーメン店「麺屋銀河(めんやぎんが):若狭町」「麺の波月(めんのはつき):敦賀市」を経営する中西佑介(なかにし ゆうすけ)さん(36)。ウメを使った新商品の全国審査会「全国梅サミット特産品セレクション(2020年2月、静岡県)」で最高賞の特別金賞を受賞し、地元で人気を呼んでいる。

 父親の実家が梅農家で、幼いころから身近にある梅を使って、地域の活性化に貢献できないかと考えていたという中西さん。19年7月にウメを使ったラーメンの開発を始めた。

麺に練りこまれているのは、若狭町特産の「紅映(べにさし)」を使った梅干しだ。「ウメの風味を生かそうとすると酸味や塩味が強く出てくるため、麺とスープのバランス調整には苦労した」

約半年をかけて試作を重ね、いい塩梅に仕上がったラーメンは、見事に審査会で最高賞を受賞した。中西さんは「これからも地元のものを使っていろいろな発想、アイデアを持って地域を盛り上げたい」と意気込みを話す。

梅らーめんは通信販売でも購入できる。麺屋銀河=☎0770-45-2511

「福井梅のおいしさをラーメンでも味わって」と中西さん

写真②:最高賞を受賞した梅らーめん。スープには福井梅のペーストを使っている