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トマト産地振興へ尽力 カレーを仲間と共に開発 ハウス斡旋で担い手支援

2022年6月4週号

福井市 田中 耕三さん

「福井のトマト産地として維持・発展さていきたい」と話すのは、福井市大瀬町(おおせちょう)に住む同町のJA福井基幹支店トマト専門部会・部会長の田中 耕三(たなか こうぞう)さん(46)

高齢化などで農家の減少が進む中、トマト産地の振興を図るため、新たにトマトを活用したカレーを開発したほか、担い手支援策として廃業などで使用しなくなったハウスを新規参入者に斡旋(あっせん)するなど、積極的に活動している。

田中さんは2002年に就農し、園芸農家だった父親の下で技術を学んだ後、05年に経営を任された。

現在は、ビニールハウス13棟で、妻と母のほかパート1名の計4名で、甘みと酸味が特徴の大玉トマトの「麗容(れいよう」や「桃太郎」などを栽培している。​​​​​​

栽培について「定期的な休みは少ないが、おいしいトマトができるとやっていて良かったと感じる」と笑顔で話す。

近年は、コロナウィルス感染症の影響や燃油高騰などから、先の見通しを立てるのが難しい中、農業経営リスクへの備えの重要性を強く感じ、21年から収入保険に加入している。

「収量減少だけでなく、価格低下にも対応している収入保険は農業経営者にとって、とてもありがたい制度」と田中さんは話す。

「これからも、新しいことに挑戦しながら、仲間と共に代々続いているトマト産地を盛り上げていきたい」と意気込む。

 

「年間を通して栽培管理などで大変だが、トマトの成長を間近で見られるため、楽しい」と田中さん