和菓子とアート融合 〝カワイイ〟おはぎ 鯖江から発信
2025年6月4週号
鯖江市・山田 智愛理さん
「昔から〝カワイイ〟ものが好きで、鯖江に原宿を作りたいと思って起業した」と話すのは、「株式会社CHARLIE(チャーリ―)」の代表取締役・山田智愛理(ちあり)さん(39)。2024年7月にあんこで花びらやフリルを表現したカラフルでカワイイ「あんフラワー」のおはぎ店「CHARLIE MARGUERITE(チャーリー マーガレット)」をオープンした。
原宿系のカワイイが詰まったカラフルでポップな店で「お花絞りアーティスト」の山田さんが手がけるおはぎが常時8種類程度並ぶ。
2021年に「和なはアートフード協会」の「あんこのお花®」に出会い、今まで見たことのないあんこの姿に魅了された。この技術をすぐに習いたいと、同協会が実施する認定資格の取得を決意。現在はおはぎの販売のほか、認定講師として、定期的に教室も開く。
おはぎは材料も厳選し、県産のもち米やうるち米、あんこを使用するほか、着色は野菜やビーツ、抹茶などの天然色素で仕上げる。一口サイズのおはぎのため、手土産としても好評を得ている。
「これからブランドの価値を高めながら、和菓子とアートを融合したカワイイおはぎを鯖江から発信していきたい」と話す。
写真①「好きな原宿系カワイイを表現するため、日々技術向上を目指している」と山田さん
写真②おはぎは、細部まで繊細に作られている(写真提供=山田さん)