今年、果樹栽培導入 モモ、ウメでで広がる農福連携
2025年11月3週号
小浜市 株式会社 縁
チャレンジできる職場環境づくりが大切。果樹栽培で新しい農福連携のモデルを目指したい」と話すのは、小浜市で障害者就労継続支援B型事業所を展開する「株式会社縁(ゆかり)」の代表取締役・北山政道さん(45)。同社は小浜市の特産品「若狭塗箸」の加工や農作物の受託作業などを行ってきたが、今年から新たに果樹栽培に取り組み始めた。
発案者は農業部門を担当する、入社2年目の西川知也さん(40)。
テレビ番組で1個300万円のモモが売られていることを知った西川さんは、就職時の面接で、北山さんに「モモ栽培に挑戦したい」と熱弁。職員の主体性を尊重したいと考えていた北山さんは快諾し、今年3月に苗を植え付け、栽培を始めた。新潟県のモモ農家を訪ねて栽培に関するアドバイスを受けながら、2~3年後の出荷を目指す。利用者が生産から販売まで携わる予定だ。
さらに、生産者が不在となったウメの園地も引き継ぎ、ウメ栽培も開始した。利用者が草刈りや収穫、選別を行う。西川さんは「試行錯誤しながら作業を分担し、利用者ができる作業を増やしていきたい」と意欲をみせる。
北山さんは「これからも利用者の特性を生かした事業にチャレンジし、地域への貢献を図りたい」と話す。
写真:ウメの園地で笑顔を見せる北山さん(右)と縁の利用者
